有料記事を公開して、数日。
通知は鳴らず、売上の画面は「0」のままです。
ふとタイムラインを開くと、「月〇万円」「誰でも稼げる」という言葉が、やけに元気に並んで見えます。

でも、それって書いていいんだっけ?
自分の知識や経験を、誰かの役に立てたい。
その気持ちがあるから、売れない時間が、こんなに焦るのだと思います。
確認できた範囲では、禁止の中心は「稼げる」という語そのものより、「必ずもうかる」のような断定や保証、事実と違う実績です。
ただしBrainは、金額の入った「稼げる」を、全てNGと考えてほしいと書いています。
noteとBrainで、強さが違うんです。
2026年10月1日時点で、公式ページを確認しました。
noteの規約は2026年5月、Brainのガイドラインは2026年6月6日の更新です。
規約は改定されるので、公開する前には、最新のページも開いてみてくださいね。
「稼げる」と書きたくなった自分を責める前に、まずは何が決まっているのかを、落ち着いて確かめてみましょう。
この記事で答えること
むずかしい法律の話も、身近な言葉に置き換えて進めますので、安心してください。
ひとつずつ見ていけば、「これなら書ける」が見つかるはずです。
それでは、一緒に見ていきましょう。
note有料記事の規約とBrainの禁止事項|決まっているのは、断定・保証・事実と違う実績
noteの規約(2026年5月時点)と、Brainの投稿ガイドライン(2026年6月6日更新)の要旨を、順に見ていきます。
noteの規約で禁止されていること:「必ずもうかる」等の表現と売上公開
noteのご利用規約には、禁止事項のひとつとして、「必ずもうかる」等、ユーザーに著しい誤解を招く表現を用いたものが挙げられています。
ほかにも、詐欺やそのおそれのあるもの、
マルチ商法など運営がユーザーに不利益をもたらすと判断する情報商材や、その宣伝に使うものが禁止です。
景品表示法など、広告に関する法令に違反する、またはそのおそれのあるものも、禁止の対象です。
売上の見せ方にも決まりがあります。
確定・未確定を問わず、売上や利益を公開して、有料コンテンツなどの購入を煽る場合は、
事前の通知なく、利用停止や削除、検索結果からの除外などの措置があり得るとされています。
悪質な違反や、複数回の違反などの場合は、販売代金の支払いを拒否して違約金として没収することがあり、
事務手数料の請求や、支払い済みの場合の返金請求もあり得る、という趣旨の記載です。
違反の疑いがある段階で、代金の支払いが一時的に差し控えられることもある、という記載もあります。
自分で販売するコンテンツを自分で買う行為や、主に現金化が目的の取引も、禁止行為です。
また、運営は、規約を守っているかを確かめるために、
有料・無料のコンテンツの内容を確認できます(確認する義務は負わないとも書かれています)。
ただ、規約には運営が独自に判断するという趣旨の文言もあります。
断定や保証に読める書き方は、避けておくほうが安心です。
Brainの投稿ガイドラインの禁止事項:誇大広告と、金額入りの「稼げる」
Brainでは、すべての記事が審査を受けます。
通ったあとも、内容を更新するたびに、もう一度審査。
審査は、自動検知と人の目のダブルチェック。
どちらかで該当と判断されれば、否認(非公開)です。
だからこそ、何が例に挙がっているかを、先に見ておきましょう。
禁止事項には「誇大広告にあたる表現・事実と誤認させるような表現」があり、理由として、決済代行会社の審査の厳しさが挙げられています。
例は、「誰でも儲かる」「100%成功する」「唯一の方法」「再現性100%」「不労所得」「短時間で簡単に稼げる」など。
根拠のない実現性の表現も、NGです。
たとえば、「1日15分の作業で簡単に月10万円稼げる」「始めて1ヶ月で50万円稼ぐ方法」、
「知らないと損をする」「人生が変わる」といった表現です。
「月に5万円稼げる」も、読んだ人の100%が毎月必ず5万円を稼げるのでない限りNG、という説明があります。
そのうえで、「[金額]が稼げる」「[金額]を稼ぐ方法」のような表現は、全てNGと考えてもらうと分かりやすい、という趣旨が書かれています。
事実と違う実績も禁止です。
虚偽の販売数、売上金額、明細画像をアピールすることを奨める内容や、虚偽の経歴・収入をアピールする内容が、例に挙がっています。
ほかにも、値段に見合わない薄い記事、未完成のままの公開、他人の記事の無断転載やリライトしての販売は、規約違反です。
自己アフィリエイトや自作自演のレビュー、別アカウントでの同一コンテンツの販売も禁止です。
確認されると、事前の告知なく
アカウント停止や売上没収などの措置があり得るそうです(よくある質問&禁止事項のページ、2026年5月30日更新)。
違反時の措置は、アカウントの停止・削除、売上金没収、法的措置。
軽くはありません。
つまり、noteもBrainも、中心にあるのは、断定や保証、事実と違う実績です。
売り方の全体像や審査の流れは、Brainで稼ぐには?初心者がコンテンツを販売する前に知る仕組みと注意点に、noteの始め方はnoteで稼ぐには?初心者が初めての有料記事を売るまでの作り方にまとめています。
noteとBrainの違い|「稼げる」表現と売上公開の扱いを比べる
違いが出るのは、金額入りの「稼げる」の扱い、売上公開、審査のしくみです。
| note(規約 2026年5月時点) | Brain(ガイドライン 2026年6月6日更新) | |
|---|---|---|
| 断定・保証の表現 | 「必ずもうかる」等、著しい誤解を招く表現は禁止 | 「誰でも儲かる」「100%成功」などの誇大広告・誤認表現は禁止 |
| 金額入りの「稼げる」 | 確認できた条文に、語そのものの禁止は書かれていない | 全てNGと考えてほしいという趣旨の記載がある |
| 「誰でも簡単に」「不労所得」など | これらの語を挙げた記載は、確認できなかった | 自動検知と人の目の対象。根拠を欠く金額・収益表現は否認 |
| 売上・実績の見せ方 | 売上や利益を公開して購入を煽る場合は、利用停止・削除などの対象(虚偽の実績についての個別の記載は確認できなかった) | 虚偽の売上・明細画像・経歴・収入をアピールすることは禁止(本物の売上の公開の扱いは確認できなかった) |
| 確認のしくみ | 運営が内容を確認できる(確認義務は負わない) | 全記事が審査制。更新時は再審査。自動検知と人の目のダブルチェック |
| 違反したとき | 事前通知なしに利用停止・削除・検索除外。悪質・複数回違反などの場合は代金の支払拒否・没収もあり得る。疑いの段階で支払いを一時差し控えることもある | アカウントの停止・削除、売上金没収、法的措置があり得る |
出典:noteご利用規約(最終編集2026年5月26日、第23版は2026年5月27日制定)、Brain投稿ガイドライン(最終更新2026年6月6日)。表は、確認できた範囲の要旨をまとめたものです。
どちらも、運営が判断する余地を残しています。
それに、Brainは、類似のコンテンツが承認されていても、個別に審査されて否認されることがあると書いています。
noteとBrainの両方に出す記事を書くなら、表現が厳しめのBrainに合わせておくと、見直しが一度で済みます。
これは、当サイトの考え方です。
誇大広告と景品表示法・特定商取引法|売る前に知っておきたい法律の基本
特定商取引法は、営利の意思で反復継続して取引をするなら、個人でも販売業者になり得るとされています。
景品表示法が個人の有料記事にどこまで及ぶかは、今回の調べでは確認できていません。
景品表示法の「優良誤認」と「有利誤認」とは
消費者庁の説明では、景品表示法が禁止する不当表示の代表は、優良誤認表示と有利誤認表示。
優良誤認に当たるかを判断する必要がある場合に、期間を定めて、表示の裏付けとなる資料の提出を求められる仕組み(不実証広告規制)があります。
資料が出せないと、措置命令との関係では不当表示とみなされる、という説明です。
「稼げる」のような言い切りが、この規制にそのまま当てはまるかどうかは、今回の調べでは確認できていません。
「自分は、この言い切りの根拠を示せるだろうか」と、
書いた文章を見直す視点としては、役に立つと思います(当サイトの見方で、法的な判断ではありません)。
特定商取引法の「誇大広告の禁止」と、通販の表示事項
特定商取引法では、通信販売の広告に、事業者の名称・住所・電話番号、価格、
支払時期・方法、引渡時期、返品に関する事項などを表示する必要があります(消費者庁の解説、令和7年6月1日時点版)。
誇大広告も禁止です。
著しく事実に相違する表示や、実際よりも著しく優良・有利だと誤認させる表示が対象。
違反すると、業務改善指示や業務停止命令などの対象に。
むずかしそうに見えても、自分の表示を一度見直す、くらいの気持ちで大丈夫です。
noteの規約には、クリエイターは特定商取引法などに従った表示を行う、との一文があります。
詳しい表示の方法は、noteのヘルプ「特商法の表示について」に案内があるそうですが、今回はその本文を確認できませんでした。
Brainは、取引の「場」を提供する立場で、コンテンツの内容への問い合わせや苦情は、販売者と購入者の間で解決するものとしています。
返品やキャンセルなどは、販売者それぞれの「特商法に基づく表示」によるそうです。
売る側としては、自分の表示を自分で整えておきたいところ。
アフィリエイトを紹介するときのステルスマーケティング規制
2023年10月1日から、ステルスマーケティング(広告であることを隠した表示)が、景品表示法の不当表示になりました。
消費者庁のQ&Aでは、規制の対象は広告主(事業者)で、
アフィリエイターなどは、原則として対象外と説明されています(広告主と共同して商品を供給する例外的な場合を除く)。
一方で、報酬や無償提供を受けた投稿は「事業者の表示」になり得るため、「広告」「PR」などと明示することが有効とされています。
判断に迷うときは、各サービスのヘルプや、専門家への相談も選べます。
この記事は、ご自身のケースが違法かどうかを決めるものではありません。
つまり、規約の向こうには、法律の考え方もある。まずは、そう知っておくだけで十分です。
「稼げる」表現の書き直し方|言い換え例と、焦ったときの手の止め方
以下の言い換え例は、当サイトの提案です。
公式が保証するものではなく、審査に通ることを約束するものでもありません。
みんな「月〇万円」って書いてるのに、私だけ守っていたら、損するんじゃないかって……。
それだけ真剣に、自分の記事を届けたいということですから。
Brainは、類似のコンテンツが承認されていても、個別に審査されると書いています。
noteについては、同じ記載は確認できませんでした。
禁止されていることを、先に知っておくのは、守りになりますよ。
Before→After:「稼げる」「簡単」を、経験と条件に置き換える
以下は、説明のために作った架空の例文です。実在の記事や人の発言ではありません。
Afterの例には、金額も「簡単」も「誰でも」もありません。
代わりに、自分がやったこと、かかった時間、つまずいた場所を書きました。
実際にあったことは、読む人にとっても、手がかりになりやすいはず!
Afterにしたから安全、とは言い切れません。
最終的には、各サービスの規約と審査の判断になります。
売れない焦りで、手が伸びがちなこと
売れない日が続くと、強い言葉を足したくなったり、売上の画像を載せたくなったり、他の人の成果を借りたくなったりしがちです。
その気持ちは、責められるものではありません。
事実と違う売上や経歴は、Brainの禁止事項に、はっきり書かれています。
売れない理由を、値段や構成から見直したいときは、noteの有料記事が売れない原因と、Brainの商品が売れない原因が役に立ちます。
焦っているときは、自分の文章を、落ち着いて読めません。
だから、先に「お守り」を決めておきましょう。
焦っているときの、3つのお守り
公開前に確認すること|規約違反と誇大広告を避けるチェックカード
順番を決めておくと、焦っていても見落としにくくなります。
カード2の「金額は書かず」は、Brainの運用に合わせた当サイトの目安です。noteの規約に、金額そのものの禁止は確認できませんでした。
アフィリエイトのリンクを入れるなら、報酬を受け取る投稿であることを、「PR」などで明示しておくと安心です。
否認や停止の連絡が来たときの、落ち着いた動き方
Brainの審査は、原則24時間以内を目指すとされています。
否認の理由には、「ガイドライン違反」「品質基準を満たさない」などが挙げられています。
否認は、記事の内容や書き方への判断で、あなたの価値が否定されたわけではないんです。
Brainには、更新時の再審査の記載があるので、直して出し直す道もあるようです。
細かい手順は、このあと書くとおり、確認できていません。
まず、記事のどこが、禁止事項の例に近いかを探してみましょう。
タイトル、冒頭、見出しの順に見ると、見つけやすいと思います。
再審査や、noteで停止の連絡が来たときの細かい手順は、今回の調べでは確認できませんでした。
慌てて何度も出し直さず、各サービスのヘルプや問い合わせ窓口の案内を、先に読んでおくのが安全です。
note・Brainの規約と「稼げる」表現でよくある質問
「稼ぐ」「稼げる」は、一切書けませんか?
noteは、今回確認できた条文に、語そのものを禁止する文言は見つかりませんでした。問題になるのは、「必ずもうかる」のような、誤解を招く表現です。
Brainは、金額入りの「稼げる」を全てNGと考えてほしい、としています。どちらも運営の判断があるので、断定や金額は避けて、経験と条件を書くのが安心です。
売上の画像は、出してもいいですか?
noteは、売上や利益を公開して購入を煽る場合に、利用停止や削除の対象になり得ると書いています。
Brainは、虚偽の売上・明細画像をアピールすることを禁止しています。本物の売上画像の扱いは、今回は確認できませんでした。購入を急かす使い方は、避けておくと安心です。
自分の体験談を書くのは、問題ありませんか?
体験談そのものについての記載は、今回の調べでは確認できませんでした。
ただ、「私はこうだった」が、そのまま読んだ人にも当てはまるように読める書き方は、避けたいところです。Brainには、「月に5万円稼げる」も、読んだ人全員が稼げるのでなければNG、という説明があります。
規約は、あとから変わりますか?
変わることがあります。noteの規約は2026年5月27日が第23版、Brainの投稿ガイドラインは2026年6月6日の更新と書かれていました。
公開する前に、最新のページを開いて確かめておきましょう。
まとめ:「誰でも稼げる」と書きたくなったら、いったん手を止めて大丈夫です
最初の場面に戻ります。売れなくて、「誰でも稼げる」と書きたくなった日のことです。
確認できた範囲では、noteもBrainも、問題にしているのは、断定や保証、事実と違う実績でした。
Brainは、金額入りの「稼げる」を全てNGと考えてほしいとしていて、noteは、売上を公開して購入を煽る行為も、措置の対象にしています。
書き直しの軸は、自分の経験・条件・期間です。
迷ったら、お守りの3つ(一晩置く、第三者に読んでもらう、規約を読み返す)を思い出してください。

自分の知識を、誰かの役に立てたい。
その気持ちは、何も間違っていません。
売れない日が続くと、強い言葉に頼りたくなるのは、誰にでもあることだと思います。
でも、焦った日に手を止められたことは、あとから、あなたの信用につながっていくかもしれません。
信用は、売れたあとに、少しずつ積み上がっていくものです。
今日の見直しは、その最初の一歩です。
買う側になる場面で、誇大な言葉に迷ったときは、在宅ワーク詐欺の見分け方も、お守りになるかもしれません。
お金の不安が大きいときは、記事を売ることだけで何とかしようとせず、制度や相談先も調べてみましょう。
それは、うつで仕事ができずお金がないときの相談先と確認できる制度にまとめています。
焦らなくて大丈夫。
ゆっくり、一緒に進んでいきましょう。
次に読むなら
この記事の根拠にした公式情報
- notenoteご利用規約(禁止事項、利用停止・削除等、特定商取引法の表示)最終編集2026年5月26日
- Brain投稿ガイドライン(禁止事項)最終更新2026年6月6日
- Brainよくある質問&禁止事項最終更新2026年5月30日
- Brain特定商取引法に基づく表記(運営)最終編集2025年12月11日
- 消費者庁景品表示法:表示規制の概要
- 消費者庁特定商取引法ガイド:通信販売令和7年6月1日時点版
- 消費者庁ステルスマーケティング規制 Q&A規制開始2023年10月1日
各ページの内容は、2026年10月1日に確認した時点のものです。規約は改定されるため、公開前に最新の情報をリンク先でご確認ください。



